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Saboten [ Floor et Satie ] 2LP

型番 EM1114DLP
販売価格 2,484円(税184円)
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サボテン『フロアとサティー』[EM1114DLP]

ポストパンク時代に現れた、日本が世界に誇る(べきだった)バンド、サボテンの名演傑作選。採算度外視、ヴァイナル・オンリーLP2枚組!

百花繚乱、インディーズ時代の幕開けを告げた1980年代頭、デザイナー/美大生によって東京で結成されたサボテンは、「エリック・サティーをエレキバンドでやったらどうなるか」という実験的興味を動機にした主役不在の演奏ユニット。フツーのロック基本であるフォー・リズムを全てメロディー楽器とし(←この発想からして破天荒)、ストイックに器楽曲をプレイするバンドで、時にはステージに背を向け輪になって演奏。すきまだらけの音、変拍子で特有のリズム感……完全に後のオルタナ/ロウファイ・バンド群を先取りしていた。和製スリッツかレインコーツか?はたまたESGかキャプテン・ビーフハートかシャッグスなのか?いや、そもそも「何々のコピー」から出発していないサボテンは誰にも似ていない。

彼女達は突然段ボールの蔦木栄一の後押しでライブ・デビューする際にサボテンと命名され、1982年には突段のレーベル、FLOORのリリース第一弾として1stアルバム『サボテン』を発表。氏のすすめでヴォーカルも入れ、LPはヴォーカル/インスト片面ずつの構成で、どちらが表か分からないジャケットでも有名(?)。これらは本作ディスク1に収録。

80年代初期から中期にかけ数多くライブを行い、英のサックス奏者、ロル・コックスヒルとのライブ・セッション(その一部が仏:NATOのサティー・カバー集に収録された)、米のフレッド・フリスのプロデュースで米のコンピLP収録などなど精力的に活動し、その後は活動休止・再開を繰り返す。

自他ともに認めるサボテンの最もサボテンらしさは、やはりロウファイなエリック・サティーの演奏にあり、その真骨頂を本作ディスク2にまとめた。収録作品は、バンド自身が代表作に挙げるサティー演奏集『レッツ・サティー!』、自主制作7インチEP、フレッド・フリスのプロデュース作品、1stから10年後に発表された2ndアルバム『目覚める』からのコンパイル。特に『レッツ・サティー!』は初レコード化であり、マスタリングとミキシングのやり直しで全く別もののサウンド・クオリティーに変貌した。

「下手くそバンド」と言われ続けていたそうだが、そんな揶揄は最早どうでもよい。サティーをノイズまじりの音の雲のように演奏するという行為自体が強烈だが、当時のオーディエンスからしてバンドの本性をつかんでいたとは思いにくい。数々の評がそう語るし、ああいう「時代」だったし〜。御大サティーがそうであったように、サボテンも長い誤解を経て、ロック・マガジン(*注1)も宝島(*注2)もイカ天(*注3)もない30年後の今、ようやく完全な理解を得る機会が訪れた。貴方は日本にサボテンがいたことを誇れるだろう!

「サティの音そのものが一人一人の脳の中のスコアに、リアルにその位置を刻むことができるという点で、より視覚的であり、これは、サボテンの音楽に通じるものがあるのだ」(宮川いづみ)

*注1:阿木譲先生が創刊されたロック雑誌。色んな人が刺激された。
*注2:植草甚一の『ワンダーランド』が母体。わが国のサブカルチャー雑誌のはしりとして多くの若者を啓蒙し、80年代にはインディーズ・ブームの中核のような存在になり、その後はエロな雑誌になった。今はよく知りません。
*注3:インディーズ・ブーム最盛期のTV番組「三宅裕司のいかすバンド天国」の愛称。「次のバンドはこのバンドだいっ!」って30代以前の人は知らねえだろなあ。

*全曲最新リマスター(一部リミックス)
*LP2枚組/4C印刷スリーブ封入
*解説/随筆:松本里美/宮川いづみ/蔦木俊二
*貴重写真多数掲載

TRACKS:
Side A (vocals)
= From Saboten (1982) =
1. エメラルドの山彦 Emerald no yamabiko (Emerald Echo)
2. ヘビ使いのうた Hebitsukai no uta (The Snake Charmer's Song)
3. 低い椅子 Hikui isu (The Low Chair)
4. 余計な予感 Yokei na yokan (Useless Foresight)

Side-B (instrumentals)
= From Saboten (1982) =
1. Accel.
2. 日の丸 Hinomaru (The Rising Sun)
3. エテンラク Etenraku (Etenraku)
4. Knee Guitar
5. 彼女 Kanojo (She)
6. ヨロコビ Yorokobi (Pleasure)
7. 馬 Uma (Horses)

Side C (Instrumentals)
=From Let's Satie (1992)=
1. 食欲をそそらないコラール〜インプロヴィゼーション
(Choral inappétissant/Unappetizing chorale - Improvisation)
2. ブランコ (La balançoire/In a Swing)
3. エテンラク〜海水浴 (Etenraku - Bain de mer/Sea Bathing)
4. 競馬 (Les courses/Race)
5. タンゴ (Tango)

Side D (vocals*/instrumentals)
=From others=
1. 未来の記憶 Mirai no kioku* (Memory of the Future) (1984)
2. ゴルフ (Golf) (1984)
3. 箱庭 Hakoniwa (Miniature Garden) (1984)
4. 自転車 (Bicycle)* (1992)
5. 島の生活 Shima no seikatsu (Island Life)* (1992)


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