Ryo Takematsu [ Six-O-Seven Blues ] CD

型番 EM1117CD
販売価格 1,980円(税180円)
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※試聴クリップはページ下部にあります。


武末 亮(たけまつりょう)『シックス・オー・セブン・ブルース』[EM1117CD]

CD 版:マキシケース仕様。
Vinyl 版:特製スリップケース/シュリンク封入。アナログ用別途マスタリング/45回転・高音質プレス。

あのノアルイズ・マーロン・タイツの天才(変態)ギタリスト、武末亮が構想10年、満を持して発表する1stソロ・アルバム。

ジョン・フェイとバックワーズ・サム・ファークが憑依したかのような演奏、デジタル・ジャングルを徘徊するサイバーカウボーイによる全6曲 + 神田朋樹氏(CRUE-L Records)のリミックス収録。100年前の戦前カントリーブルースの体裁をした2010s現在形TOKYO音楽最先端。それにつけても長年自分の音楽を見失わなかったことに感動すら覚えます。

アナログ版は7インチ3枚組です。よろしくお願いします。

カバーアート:山本ムーグ(バッファロー・ドーター)

"If there exists something called Young Weird Tokyo, Ryo Takematsu is living at the heart of it." (Clive Bell, The Wire)

僕たちは未だ見ぬ世界を求めて三四半世紀も前に作られた黒い円盤を日々追いかけている。ある円盤は乾いたアメリカの大地から。あるいは東南アジアの僻地からかもしれない。さて、このレコードが百年後、流れ流れて南米の小さなレコード屋に流れ着いたとしよう。盤を拭った店主が針を落とすなり言う言葉は想像に難くない。「おいおい、なんだこのジャパニー…最高じゃないか。」(岡田拓郎/森は生きている)


「乾いている」。一聴しての感想は、この一言であった。音の質感、奏法、タイム感において、実に風通しがいいのだ。
そのことが、このアルバムをして過度なノスタルジーに傾かせず、現代の音楽として成立せしめているのである。
唯一のオリジナル曲「Six-O-Seven Blues」は、弾き過ぎないギターをはじめとする細やかな音の配置が、アルバムのなかでもことさらフレッシュな印象でありながら、そこに散りばめられたフレーズのあちこちにブルース・フレイヴァーを感じることが出来るだろう。
この方向性を踏襲したカバー曲の数々は、だから、乾いて聴こえる。
演奏者は、過去の素晴らしい音楽に向き合うとき、それらをなぞるだけでなく、越えてゆかねばならない。
それは、対象に思い入れがあればあるほど難しいのだが、武末亮は持ち前の軽やかさでそれを成し遂げてしまった(神田朋樹による「On Doing An Evil Deed Blues」のリエディットを収録していることからもそれは明らかだ)。
「越境ブルース」とでも呼ぶべきこのアルバムを聴くにつけ、より多くのオリジナル楽曲を期待せずにはおけない。次作が楽しみである。(青野賢一/BEAMS クリエイティブディレクター/BEAMS RECORDSディレクター)


音楽を奏でるとき、人は自分の芯にある幹に無意識に尋ねる。
尋ねるという行為は、電気信号となって神経系統を駆け巡り、瞬発的に 紡ぎ出される。もしくは滲み出てくる音がその人が持っている音だ。
この幹にとっての栄養分は、音楽であったり、映画であったり、本であったり、 人も仲間も、と様々。
ギタリスト武末亮としての自我は、何年もかけて形成されていった。
根を出し、枝を出し、さらに花を咲かせる時の為に、培養を続けていた。
技術は鍛錬によって変わろうとも、音を出すというただそれだけのことで その人がわかるという個性が滲み出てしまうというのはさほど多くないことの様に思える。
作曲、選ばれ演奏された曲の詰まった本作には、紛れもなく 武末亮が奏でる音しか詰まっておらず。その瞬間を感じることがあまりにも多く、ひたすら笑いが止まらない気分だ。ただそれだけに留まらず、ここで鳴る音が「武末亮=音楽」であるという興奮が襲ってくる。
とても素晴らしい作品を作ったね、たけちゃん。いつもありがとう。
この作品は、ただ単純にすばらしい。(森田文哉(ノコギリ弾き/ノアルイズ・マーロン・タイツ/オルタナ/beri beri/TURN ON)

TRACKS:
1. Six-O-Seven Blues (Ryo Takematsu) 6:07
2. Old Country Rock (Willam Moore) 3:33
3. In Christ There Is No East Or West (John Fahey) 3:29
4. I'm So Glad (Skip James) 2:17
5. On Doing An Evil Deed Blues (John Fahey) 5:10
6. Requiem For John Hurt (John Fahey) 5:50
7. On Doing An Evil Deed Blues - Tomoki Kanda Re-Edit *5:40


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