Inryo-fuen [ Ho-aku ] CD

型番 EM1125CD
販売価格 2,310円(税210円)
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陰猟腐厭(いんりょうふえん)『抱握(ほうあく)』[EM1125CD]

何かを超越した得体の知れない怪しさとカッコよさ。ポストポンク時代に横浜に現れた異端トリオ、陰猟腐厭(いんりょうふえん)の録音から発表まで29年を費やした衝撃の<新作>!

1978年に結成され現在も活動する陰猟腐厭は、そのあまりにインパクトのある名前と作品群で日本のインディーでは異端の存在である。彼らは80年代初頭の東京/横浜アンダーグラウンド・シーンにいながらも、パンク〜ポストパンク自体から何ら音楽的影響を受けなかった<ありえない>グループだ。

メンバーの増田直行(g)、大山正道(key)、原田淳(dr)はシュールレアリスム研究の同人誌を介して出会い、「自動記述」の音への転換という発想の下、即興演奏を主軸とし活動を開始。80-84年にかけ諸作を発表したが、読みにくい名前に記号のような曲目、はてやタイトルやカタ番すらない真っ白装丁の作品まで、人をくったような、しかし比類ない個性から、謎の存在でありつつ現在に至るまで根強い支持を受けてきた。

この『抱握(ほうあく)』は1985年に録音が完了していたが、長い紆余曲折をへて、ここに<新作>およびセカンド・アルバムとして提出される。収録楽曲は、増田がスペインで撮影した写真をスタジオ内に投影し、映像から想起したイメージをもとに行った即興演奏で録音され、それを後年エディットし完成した。エレクトリファイド/シンセサイズドされた楽器を用い、ときにサン・ラーのような顔も覗かせる不定形の音楽は、時を超越していつの何処の作品かも判らず、この得体の知れなさは全くもって「カッコいい!!」の一言。

「即興演奏に於いて『数十年』といった時間差はあまり意味を持たないと、この時初めて知った。音楽にはそもそも『右肩上がりの進化』など存在しないのだろう。」(原田淳、解説より)


本作に続き、バンド結成35周年を祝した『初期作品集, 1980-82』が発売予定。演奏中に学生活動家が乱入するというありえない状況下で録音され今も人々に語り継がれる「妥協せず」をはじめ、全てオリジナル完全版・音質格段向上のリマスターで贈る、2014年の日本インディー最高注目作!

※最新情報
『日本の地下音楽 70's-80's(仮)』(LOFT BOOKS 近日刊)に陰猟腐厭の貴重なインタビューが掲載予定です。

*通常ジュエルケース
*解説:原田淳
*英語・日本語掲載

TRACKS:
1. 曙光(Shoko)Morgenröte 5:23
2. 時節(Jisetsu)Temporalität 6:29
3. 放下 (Ho-ge)Gelassenheit 8:48
4. 時熟(Jijyuku)Zeitigen 13:38
5. 出来(Shuttai)Ereignis 6:51

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