※試聴クリップはページ下部にあります。
イタリアの作曲家でマルチ楽器奏者、ジョバンニ・ストゥルマンの自主レーベルから80年代半ばに発表された7インチを少部数デッドストック入手。(イタリアでもドマイナー)
現代の音楽における最重要イノベーションのひとつにカセットテープ用4トラックMTR《Teac 144》の開発(1979年)とその発展版《TASCAM Portastudio》(1982年 ※ブレンダ・レイやサボテンらも使い倒した)の登場が挙げられるが、ストゥルマンもそのイノベーションで自主制作を行うことができたインディー作家のひとり。
本作はイタリア人歌手、ルイーザ・アッザローニの1985年シングルで、ヴォイス/アコースティックギター/木琴をアッザローニが、ピアノとエレクトリック・ギターをプロデューサーでもあるストゥルマンが担当したもの。トレイシー・ソーン/マリンガールズ等のCherry Red〜ラフトレ勢やフランスのエルザが耽美的なロウファイ・ドリームポップをやったような作風。メジャー調を回避した和音運びでアンニュイな浮遊感が生まれ、オーヴァーダブによる輪唱コーラスや実験的なミキシングアイデアを試みたのはストゥルマンの趣味!?歌詞は英語とフランス語でイタリア語で歌っていない点も注目!
※ジャケットは経年褪色黄ばみと折れシワがあります。ディスクは新品同様、レーベルはラージセンターで経費削減のため(?)片面のみの印刷。
TRACKS:
Side A
Mac The Puppet
Side B
1. Sketches
2. Rêve Parisien