2022年11月下旬入庫予定。入荷後に随時、発送します。
「格式、しきたり、歴史、文化、伝統、すべてを飛び越えた、あの世と、この世のはざま感。とにかくヤバい◎」― 武末 亮(Noahlewis’ Mahlon Taits)
“This was traditional, transformative music, and music that made so much sense coming from EM’s epicenter.”― Matt Werth / RVNG Intl.
=ベストセラー2022年再プレス=
誰が言ったか《琉球ペットサウンズ》 。ビーチボーイズ・ファン、アヴァンポップ、アンビエント・リスナーが腰を抜かした衝撃の70sウチナーポップ秘宝を新装リプレス。特殊紙で!
2022年版仕様:
艶消しシルバーのアルミ箔を貼ってエンボスをかけた特殊紙に印刷。 ディスクは琉球の太陽をイメージした半透明カラー盤。
「かじゃでぃ風節」は琉球古典音楽・琉球舞踊を代表する曲で、めでたい祝いの席で演奏される大定番。通常、少人数で三線を伴奏に歌われるものだが、新崎純(あらさきじゅん)というミュージシャンの好奇心から、ビッグバンドで演奏したらどうなるか?と70 年代に実験されたのが本ヴァージョンだ。人間国宝の照喜名朝一をはじめとする演奏家がスタジオに集められ、5 人の三線奏者、4 人の管楽器奏者、ピアノ、エレキギター、エレキベース、パーカッションとドラムの総勢13 人で、なんとリハ無しぶっつけ本番、一度きりの演奏で吹き込まれたまさにミラクル録音。新崎によると和声が無い琉球古典ゆえに編成と編曲には苦心したというが、出てきた音は重厚な荘厳さを漂わせ、更に音楽マニアには琉球音階の『Pet Sounds』に聞こえてしまうというオマケ付き。リリースにあたり当時記録用に録音したカセットテープを発掘できたのはこれもまた奇跡である。このテイクにノックアウトされたヴィジブル・クロークスによるリミックスは、あの世でもこの世でもない<第四世界>の傑作ヴァージョン。
なお、シープス(sheeps)は綴り間違いだが、原題のままにしている(英題では修正)。
Tracks:
Side-A: 新崎純とナイン・シープス「かじゃでぃ風節」(1977)
Side-AA: Visible Cloaks「かじゃでぃ風節 (Visible Cloaks Remix)」(2018)