ローランド P. ヤング『アイソフォニック・ブギ・ウギ 』[EM1045LP]
デジタル配信版はこちらで購入できます:https://emrecords.bandcamp.com/album/em-records
「アフロなスティーヴ・ライヒ」と評される1980年発表のソロ・デビュー・アルバム。アメリカでしか生まれ得なかったディープでスピリチュアルなメディテーション作品。
ローランド・ヤングとは?
ローランド P. ヤングは、60〜70年代にサンフランシスコ、バークレーのアンダーグラウンドFMでDJ・プロデューサーを勤め、ミュージシャンの活動と併行し、音楽/思想/宗教/政治のメッセージを発信し続けた人物であり、ブラックパンサー党もその初期に支援した(後年は彼らの武力闘争に異義を唱え支持を止めた)。70年代初期にはスピリチュアル・ジャズのインフィニート・サウンドのリーダーとして活動。ところが、ラジオでの言動が問題となりFM局から解雇。それを期に音楽活動に専念し、2年あまりの制作期間を経て1980年に自主制作で発表したのがこの1stソロ・アルバム『アイソフォニック・ブギ・ウギ』だ。彼の言を借りれば、本作は彼がミュージシャンとして目覚めて以来25年の、エレクトロニック/アコースティック、アンビエンス、ジャズとの道のり、室内楽、ミニマリズム、ワールド・ミュージック、それらの出会いの総合体であり、それがまさにひとつに鳴り響いているもの。
TRACKS:
A1. Crystal Motions
(Kalimba, voice & soprano saxophone)
A2. Flutter Fly Flounce
(Clarinet)
A3. Row Land
(Electronic bass clarinet)
B1. Loveliness
(Bells, chimes, electronic drone, soprano saxophone)
B2. Velvet Dream
(Electronic bass clarinet)