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Yoshi Wada [ The Appointed Cloud ] CD

型番 EM1076CD
販売価格 2,530円(税230円)
購入数

※試聴クリップはページ下部にあります。


ヨシ・ワダ『ジ・アポインテッド・クラウド』CD (2008 edition)

ヨシ・ワダへ捧ぐ！！
ヨシ・ワダ・トリビュート・コンサート開催を記念し、ワダの名作一式が限定復活。しばらく流通のなかったエム・レコード＋オメガポイント共同制作タイトルを取り揃えました。2021年12月初旬ー中旬入庫予定。ご予約承り中。

■ヨシ・ワダ・トリビュート・コンサート
「INTERDIFFUSION A tribute to Yoshi Wada」
開催日時：2021年12月18日（土）
場所：山梨県北杜市の特設会場（有観客、2公演、人数制限あり）
詳細・チケット購入：https://interdiffusion-yoshiwada.zaiko.io/e/tribute
Instagram：https://www.instagram.com/interdiffusion.yoshiwada/
Twitter：https://twitter.com/Interdiffusion_

※以下、彼のサウンド・アート偉業の再検証を兼ね、オリジナル録音年代順に各作品をご紹介します。続き物としてお読み下さい。

=その5/5=

(4/5『オフ・ザ・ウォール』からの続きです)

1985年に独FMPから『オフ・ザ・ウォール』LPを発表した頃のワダは、アメリカン・ニューミュージックを考察する上で欠かせない作家になっていた。しかし、この時すでに彼はコンサー トなど古典的な作品発表の場に限界を感じていた。そうした限界の打破とサウンド・アーティストとしての方向がうまく一致した企画が、ニューヨーク科学館の委嘱で制作・発表された「ジ・アポインテッド・クラウド」だ。
彼の生涯の代表作になったこのインタラクティヴな大規模インスタレーションは、80ものオルガンパイプ、巨大な鉄板、サイレン、スチーム菅ゴングをコンピューター制御して60分の曲として自動演奏したものだ。CDで2008年に世界初リリースした本作は、ワダを含めた4人の演奏者（人間）と自動演奏（機械）が〔合奏〕した1987年の同館オープニングでの録音である。この実験作品の実現に貢献したのは80年代以降のラモンテ・ヤングもサポートしたコンピューター・エンジニアのデヴィッド・レイナだ。当時の説明に「一体なんなのだこの音楽は！」と触れてある通り、それまでのワダのサウンド実験が積算されたような一大音絵巻はまさに圧倒的。圧巻だ。

なお、本作は〔双方向〕の参加を謳った作品展示でもあり、会場に設置されたボタンを押せば任意に楽器オブジェを鳴らすことができる仕掛けで、来館した子供達はボタンを押しまくり爆音を鳴らして狂喜。これが話題となり大盛況、大成功の展示となって同館の関係者も喜ばせ、展示は結局3ヶ月延長開催されたという。

(終了)

＝作品仕様＝
+ ライナー／帯付き（日本語・英語解説掲載）
+ シュリンク封入

TRACKS:
1. The Appointed Cloud (60:00)

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