テクノ・ガクスリ(DJ SEESEA)『TECHNO GAKSULI EP』[Korea: 8echno/Helicopter Records, 2023] USB+ブロマイド+ステッカー
かつて伝説の(!)Soi48パーティー@新宿BE-WAVEに登場し我々を驚喜させた韓国の凄腕ADM/EDM DJ秘密兵器、DJ SEESEA(シーシー)がTECHNO GAKSULI(テクノ・ガクスリ)を名乗ってのぶっ飛ばし3曲入りEPを韓国より直輸入。本作はミックスでなく彼女の現場用オリジナルプロダクションで、マツキヨかドンキに陳列してあるようなキラキラ装丁でしかもメディアがUSBという現代アジア音楽マニアにはたまらない仕様。K-POPが強大政治過ぎ日本では歯牙にもかけられていない(ように見える)「K」地下クラブディスコ・シーンの存在を誇示する小さくてパワフルな1枚です。YMOのような「インドシナ・アリラン」完璧なADM「中年の危機」「Jjam-bbong」が並びます。MUST!!!!!!!!!!!
■「GAKSUL」とは?
以下、パク・ダハム社長の説明:
GAKSULを正確に訳すのは難しくて、GALSULの意味は乞食を卑しく呼ぶ言葉です。乞食が集まって歌を歌いながら物乞いをすることをカクソリタリョン(GAKSUL TARYUNG)と呼びますが、主にその歌詞は社会批判/風刺/ユーモアの意味で、民謡の一筋と理解されます。角舌打ちトロットでも簡単に見つけることができ、GAKSULの服装はトロットの現場でも簡単に見つけることができます。SEESEAはそのような意味を借用したものです。
=以上=
本作品は専用プラケースにUSBとブロマイドを封入、変でカワイイTECHNO GAKSULIステッカー付き!Soi48/OMKと交流を深めるパク・ダハム社長のいい仕事。
TECHNO GAKSULI EP
TRACKS:
01. Indochina Arirang
02. Middle Age Crisis
03. Jjam-bbong
以下、公式案内を日本語訳:
女性DJ集団BICHINDAのメンバーとしてDJ活動を開始したSEESEAは、様々な活動を通してUKベース、フットワーク、ジュークなどのベースミュージックをプレイすることで知られている。
ベースミュージックを主軸にプレイする一方で、懐かしさの残るメロディを重視し、「アシッド・ダンス・マチャ」名義で自己紹介を始める。哀愁漂う力強い低音をメインにした彼女の音楽は、やがて彼女の音楽のテーマとなった。
朝のラジオ出演、インターネットで見つけた無数のトロット・エディット、そして実際に出会った市場エンターテイナー・アーティスト、プンバ・サウンドを通して、Seeseaは真の「テクノ・ガクスリ」とはどうあるべきかを考えるようになった。昨年ソウルで開催されたBoiler Roomでのパフォーマンスをはじめ、今では多くの人が覚えている傘の形をした帽子をかぶり、マイクを持ってパフォーマンスをしている。
チョン・ヒラやキム・ヘヨンの楽曲を含むセットをただ演奏して歌うだけでなく、何か新しいものを作りたいと思った彼女は、自分のスタイルを表現するために独自のエディットを作成し、独自の道を切り開き始めた。
インターネット上に突如出現した韓国のカラオケ楽器、TJ MediaのDrum Machineに触発され、様々なフォークやダンス・トラックから収集したフィラー・ワードのサンプルを使い、彼女なりの表現でライブ・セットを作り始めた。彼女の処女作である『Jjam-Bbong』は、この収集の過程で構想された。
SEESEAのEPは、韓国のアリランを題材にしながらもアジアの精神を貫いた「Indochina Arirang」で始まる。続いて、パーティーを盛り上げる「Middle Age Crisis」、そして世界中のダンスフロアを魅了するテクノの代表曲「Jjam-bbong」で終わる。
彼女のEPは、多くのGaksuli*の道をたどるためにUSBフォーマット(+フォトカード)でリリースされ、Bandcamp、Apple music、Spotifyなどのオンライン・プラットフォームで入手できる。
Copyright 8echno/Helicopter Records
Album design by Sunny Studio
Track made by Seesea
Mastering by Mad Flux Audio