福島麗秋 + 福島諭 [ Inter-Others ] LP

販売価格 4,000円(税364円)
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福島麗秋 + 福島諭『Inter-Others』[Japan: Experimental Rooms #4, 2024年] LP

MUST!!!!!!!!!!!!!!
エムで毎回アーカイブ用に購入している新潟のコンテンポラリー・レーベル、Experimental Roomsの待望の新作は、尺八とコンピュータで呼応する、新潟の親子が交わした「時間と音」の記録を巡る福島家の電子音響ダイアリー。

現音で「尺八」といえば諸井誠「竹籟五章」(1964)と武満徹「ノヴェンバー・ステップス」(1967)がそれぞれ西洋音楽(作曲・記譜)における日本音楽のあり方を示した成果で知られていますが、それらは何よりも「進歩」が要請されたモダニティの原理世界での作品。一方、本作『Inter-Others』は、それらから半世紀以上が経ちその原理が後退した(ように思える)現在、ポストモダニティといわれる世界が作家に何を要請しているのか、それはどういう表象となって現れる(または現れない)のかということも計ることが可能な絶妙・絶好の作品(それ以前に音楽的にノックアウトされますが)。これはMUST、必携!

=以下、公式案内=
1990年代に佐渡での村松流尺八との出会いをきっかけに尺八奏者として演奏・即興を始めた福島麗秋。その彼の息子であり、リアルタイムなコンピュータ処理によって奏者との対話的かつ未知なる電子音響の可能性を探求する福島諭。今作は新潟の父と子からなる親子ユニットの記録として綴られた初の<アルバム>作品。深い息遣いをみせる身体的な尺八の演奏をコンピュータで分解・加工処理で即時応答し、現在に過去を進行形で重ね、未だ見ぬ新たなる音像を多層的に創出していく。過去と現在、身体と機械、分解と構築、間と動作、作曲と即興。相反するふたつの事象/現象を行き交い、やがてその境界線で根を張り、まるで艶やかで柔らかな花びらが開花するように、電子音響レイヤードは凛と美しく、未来へと眩しい輝きを放っているかのようである。

作品仕様:
+ 初版限定300部
+ ライナーノート:三輪眞弘
+ コメント:長嶋りかこ
+ カバー写真:吉原悠博(吉原写真館)

TRACKS:

A1. 《#33》(2021)
A2. 《 I 》尺八とコンピュータのための(2022)

B1. 《主題と変奏》尺八とコンピュータのための(2023)
B2. 異なる時空における即興(2022)

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