Larry Polansky [ four-voice canons ] CD

販売価格 1,760円(税160円)
購入数

※試聴クリップはページ下部にあります。





ラリー・ポランスキー『フォーヴォイス・カノンズ(四声カノン)』[US: Cold Blue, 2002] CD

カウエル、ナンカロウ、テニーの流れを受け継ぐアメリカの作曲家/音楽理論家、ラリー・ポランスキーの代表作「四声カノン」をまとめた知る人ぞ知る名盤。21年前のリリースながら在庫が残っているのを発見、この名作を改めて聴き込み評価するためにストック。どこかに紛れて無くしちまったという方はこの機会に再会を!

「四声カノン」は1975年に着手され現在に至るまで続くコンセプチュアル・アート的な側面もある連作で、四声の拡大・縮小カノン(Mensuration canon ルネッサンス期の形式概念)を実験音楽に構成したもの。

(「カノン」説明:
複数の声部が同じ旋律を異なる時点からそれぞれ開始して演奏する様式の曲を指す。ポリフォニーの一つの典型で、一般に輪唱と訳されるが、輪唱が全く同じ旋律を追唱するのに対し、カノンでは、異なる音で始まるものが含まれる。また、リズムが2倍になったり、上下もしくは左右(時間の前後)が逆になったような特殊なものをも含む。)

本作には最も初期の1978年作「四声カノン 第4番」からはじまり、リリース当時の最新作「第18番 Trio Canon for Christian Wolff」で終わる計13曲(うち1曲は3つの異なる形態で収録)を収録。これらのカノンでは、連続して入る声部は前の声部に比例してより速く動く。つまり、連続する声部は前の声部の時間的圧縮で、任意のカノンのすべての声部がほぼ同じ量の情報を含みながら同時に終わることができるため、それぞれの密度とリズムの複雑さが曲の進行に比例して増加することになる。ゆえにヴァージョンによっては音の混沌状態となり突如ブチ切れる!

最初期は木管や打楽器を用いたミニマル・アンビエントといえそうな内容だったが、ガムラン(Gamelan Son of Lionの演奏)、エレキギター、子供の声、コンピュータ、合唱、室内アンサンブルなど楽器の範囲を広げてしだいに大胆に発展。M11はアンソニー・ブラクストンの吹くサックスと東南アジアのカエルとサイン波が共演した奇天烈なカノン。M13「Headphone Canon」はテクノ好きにもオススメの「Pulse Music」調電子音楽。
また「第13番 DIYカノン」は演奏者に楽器や音素材の選択を任せてしまうという<指定>で、これは後に『DIYカノン集』という暴走企画に発展する。こちらは本ウェブ別ページを要チェック!

TRACKS:

1. four-voice canon #4 (1978-79) [4:52]
2. four-voice canon #7 (1990) [6:15]
3. four-voice canon #17 (2002) Guitar Canon [4:21]
4. four-voice canon #9 b (6:7:8:9) (1994) Anna Canon [4:06]
5. four-voice canon #14 (2002) Kid Canon [1:40]
6. four-voice canon #16 (2002) Canon in One Octave for Arthur Farwell [2:03]
7. four-voice canon #12 (2000) Doggerel (from 3 New Hampshire Songs) [2:00]
8. four-voice canon #10 (1997) Four Boys Mannin' [1:07]
9. four-voice canon #13 (2001) DIY Canon [3:18]
10. four-voice canon #5 (1983) [4:00]
11. four-voice canon #6 (1986) [3:26]
12. four-voice canon #8 (1992) Nerve Canon [8:55]
13. four-voice canon #13 (2001) DIY Canon [5:03]
14. four-voice canon #13 (2001) DIY Canon [3:06]
15. four-voice canon #18 (2002) Trio Canon for Christian Wolff [5:05]

Your recent history

Recommended

Best sellers

Mobile