《デッドストック》Philip Sanderson [ Seal Pool Sounds (あしかプールからの音楽) ] CD

型番 spool 02
販売価格 0円(税0円)

SOLD OUT

※試聴クリップはページ下部にあります。




Philip Sanderson『Seal Pool Sounds (あしかプールからの音楽)』[Japan: Seal Pool spool 02, 2005年] CD

大阪在住で、Nurse With Woundsのコレクターとしてその界隈に知られるJohn Podeszwaのレーベル、Seal Pool(アシカのプール)のデッドストック最終在庫をご厚意で入手。Seal Poolは音楽愛で運営されている趣味のレーベルのためリリース作は私家盤ノリに近く、よほどの強者以外には知られていないが、内容は全て音楽マニア視点のお墨付き!集めるのが最も難しい時期のCDゆえ一期一会の出会いを大切に。

本作は《Snatch Tapes》の運営で知られるPhilip Sandersonが録り溜めていたアーカイブ音源から13曲をコンパイルしたもので、リリース時の最新音源と80〜90年代音源が混在しているもよう。Sandersonは何度か再発されたClaire Thomas & Susan Vezey名義の1980年カセット名盤『Reprint』(※CD再発時にPhilip Sandersonのソロ名義に変更)で知られるが、当時2005年までは寡作で片手でも余る程度しかリリースはなく、本作の音源価値は今も高い。抽象的・実験的エレクトロニクス・アンビエント作品で構成され、カシオトーンでスーパーマリオ・ブラザーズを演奏したようなM2「Feeding Time」、ひしゃげたヴォコーダーらしき音を使ったM6「Sea Sewell」、ゲーム音楽調の「Nude Nights」などを聞くとノイズ・インダストリアル系の先入観はふっとぶ。いかついノイズ作品はなく、変な音楽をやっているが涼やかなリスニングも許容されるという内容。レーベルを気遣ったアルバム題名が作品内容と実にマッチしている。大スイセン作。

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