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The Same『Sync Or Swim』[UK: Unlikely Records URCD03, 2017年] CD
Rimarimbaのユニット名で知られる英国田園箱庭実験音楽の雄、ロバート・コックスのUnlikely Recordsのオリジナル・ハンドメイド自主盤が一挙入荷!!
80年代初期より英国田園アヴァンポップの知る人ぞ知る名門、アラン・ジェンキンスのCordelia Recordsと意気投合し、提携リリースも盛んに行ったUnlikely Records(「ありそうもない」レコード)ですが、資金的問題もあり、その自主リリースはほぼ全てカセット・オンリー(※レコードはCordeliaが作っていた。500枚程度だけど、、)。実はUnlikelyは当時のカセット生テープ、ラベルシール、インデックス類を保持しており、今回入荷したものは、近作のCDRやカセットを除けば、それらを組み合わせたものでほぼオリジナル盤と言って良い。ヴィンテージ生テープ+当時のラベルにコピーしたインデックスを付けたもの(?)や当時のインデックスも混在し、コピーかオリジナルかほぼ不明。この機会をお逃し無く!
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本作説明:
Robert Cox、Andy Thomas、Rebecca Coxの3人で結成されたザ・セイム名義の唯一のアルバムで箱庭ポスト・ミニマル傑作。コックスのレコード・デビューにもなる記念すべき作品。
本CDRは2017年に自身でリマスターし初デジタル音盤化した自主リリース。インサートもディスクもレーベルも全てハンドメイドのため極少部数しか製造されておらず、全てシリアル番号入り。20数枚しか作っていないらしい。知る限りCD形態はこのエディションのみ。
本作はもうすでに後のRimarimbaの世界を獲得しているが、ポスト・ミニマル・ミュージックを取り入れつつ、おもちゃ箱をひっくり返したような実験性(というよりも幼少時代から音響マニアだった好奇心?)をむき出しにした作風は今も斬新。ポスト・ミニマルのアプローチにしても1981年の時点で在野の音楽家によって打ち出されている点、その先見性にも驚きだ。これで方向性をつかんだコックスは、この後のRimarimbaとソロで創作性を爆発させる。なお、Unlikely制作のLP版も当時リリースされているが今や時価?万クラスのレア盤。
作品仕様:
・インサート付き
・手書きのシリアル番号入り
TRACKS:
1. Set Zero
2. Hot & Cold
3 Larruping Shuftly
4. Auntie Meat
5. My First Ride In A Metro
6. Sampled & Held
7. Sync Or Swim