Meara O'Reilly『Hockets for Two Voices』[US: Cantaloupe Music CA21149, 2019] LP
米の新鋭作曲家・サウンドアーティスト、ミーラ・オライリーのレコードデビュー作で、ネオクラシカル/実験音楽/アンビエントを繋ぐ素晴らしい逸品『二声のためのホケット』入荷できました!一押し大スイセン作!
「ホケット」とは音符、音高またはコードを交互に使用するリズムの線形技法で、慣習では、1つのメロディーが2つ (場合によってはそれ以上) の声部で共有され、1つの声が鳴りもう1つの声が休止する間、交互に鳴るというもの。簡単にいえば二つの声が絶えず追いかけっこするような状態で、西洋教会音楽やアフリカ大陸の民謡にも見られるテクニック。
オライリーはグラフィックスコア(付属ライナー参照)を使ったホケットを設計し、自らの声を使ってそれをリアライズ。ミニマルな掛け合いから複雑な組み合わせまで、疑似ポリフォニー効果も含めて実験している。使用ヴォイスは肉声が電子的に加工されているが、実際、どう実行しているのか未明。とにかく小難しい話抜きで、この二声ホケットの快感は病みつきになる魅力があります。
2017-18年録音を2019年にLP化した作品で、ダメ元で尋ねるとなんとレーベル在庫ありで入荷となりました。(円安で少々お高いのはお許しを)
作品仕様:
+インサート付き(英語)
+シュリンク封入
TRACKS:
A1. I. 1:00
A2. II. 1:43
A3. III. 1:36
B1. IV. 1:30
B2. V. 1:33
B3. VI. 1:26
B4. VII. 1:22