高野昌昭 [ しずくたち ] CD

型番 AIL037CD
販売価格 3,000円(税273円)
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高野昌昭『しずくたち』[Japan: Art Into Life AIL037CD, 2025年] CD

=CD版=
48頁ブックレット付き、日本語と英訳併記
解説:金子智太郎(日本美術サウンドアーカイヴ主宰)

日本のアート音楽マニアに知られる高野昌昭(たかのまさあき)『しずくたち』(1978年発)が遂に公式再発!本作は水の滴る音の実音をマイクで拾い編集したテープ音楽で、延々と水滴が続くのみのハードコアな作品として名高い。現音ファンなら同じ素材を扱った武満徹のテープ音楽「水の曲」(1960年代半ば)を真っ先に思い浮かべまると思いますが、「水の曲」が瀧口修造を顧問格とした「実験工房」から生まれたシュルレアリスムの音楽的実践だったことに対して、10余年の隔たりのある『しずくたち』は何か異なる制作動機と背景を持っていたはず、ということまでは想像がつきます。しかしアカデミックな音楽活動をしていない=記録に残りにくい高野の活動は一般にほぼ未知、アート音楽作品だという程度以上には解釈に決定打は無かった(と思ってました)。しかし今回、金子智太郎氏が高野の人物像と作品背景と調べあげて『しずくたち』を紐解き、過年の謎が氷解。内容は言いませんが、『しずくたち』の音源制作など興味深い話は必読あるのみ。栃木の雄《Art Into Life》の素晴らしい仕事。MUST!!!

LP版は高野が自主制作したオリジナルLPのできる限り忠実な復刻を試みており、A式ジャケットの表面にエンボス加工が施され、レーベルやロゴの細部まで再現された労作!(同業者として拍手を贈ります)。A4版綴じのしっかりしたインサート、おまけとしてポストカード2種付き。

CD版は盤面がオリジナルLPのレーベル面を再現し、48頁ブックレット付き。紙ジャケにギリギリ押し込める極厚仕様。ガチの原音ファンはやはりCDで持っておきたいところ。

以下、公式案内転載:

50年代前半よりフリーの音響プランナーとして主に舞台音響を担当、80年代中頃からは自作音具と収集した民族楽器による"音あそび”と題したパフォーマンスを開始、主宰の「音あそびの会」では参加者と共に活動に取り組んだ高野昌昭氏(1927-2007)。音響効果の専門家としての傍ら70年代以降は自然音の録音に熱中、その再現の一つとして自作音具"水琴竹”のシステムをスタジオに組み、上質な水滴の音のみを捉えた78年の録音《しずくたち》。新たに金子智太郎氏(日本美術サウンドアーカイヴ主宰)による詳細な解説ブックレットを付属させた復刻版。

リマスタリングはGiuseppe Ielasiが担当。
CD版には48ページブックレット(日本語/英語)が付属。

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