Pauline Oliveros, IONE, Christopher Willes + others [ Resonance Gathering ] 2LP + book + flexi

型番 ArtMetR02
販売価格 7,800円(税709円)
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※試聴クリップはページ下部にあります。


Pauline Oliveros, IONE, Christopher Willes, Public Recordings and others『Resonance Gathering』[Canada: Art Metropole ArtMetR02, 2023] LP x 2枚セット、書籍、帯、ソノシート付き

12インチLP2枚、64頁ブック(リソグラフとオフセット印刷のミックス)、7インチ透明ソノシート、リソグラフ印刷の折りたたみ目次をシルクスクリーン印刷が施された特製透明カバーに入れた豪華エディション。2023年にトロント市と当地のギャラリーの共同で限定500部出版された、一般に出回るわけもないアート作のストック入荷!入手しやすい価格でという関係者たっての願いで結構な特価販売。(売り上げはトロント先住民女性リソースセンターに寄付される模様)

本作『Resonance Gathering』は、2017年から2019年にカナダで行われた米の実験音楽作曲家ポーリン・オリヴェロス(1932-2016)の音楽に関する大規模パフォーマンス・プロジェクトの記録として制作されたもの(回顧展ではない)。2LPのSide AにはアーティストでありオリヴェロスのパートナーIONEによるオーディオ詩が収録され、瞑想と夢想を行き来する51行のテキストを沈黙を交え催眠的に聞かせる。Side BからDの3面には3つの異なる演奏が収録され、演奏曲にはオリヴェロスが後に「ディープ・リスニング」と呼ぶ手法の原型となった最初期重要作「ヴァレリー・ソラナスとマリリン・モンローに彼らの絶望を認めて」(1968年/1970年)が選択されている。その長大なディープ・リスニング・パフォーマンスはマルチチャンネル・フォーマットで録音されレコードにはその抜粋を収録。内容は管・弦・鍵盤・打・電子楽器と多数の演奏者が入れ替わり参加しているが、演奏経験の無い者も含めたほぼアマチュアという面子、そもそも「盛り上がり」など眼中になく、終始抑揚も展開も設定されない演奏が多種類の音色と共に静かに進行していく。ディープ・リスニングは聴くことを通して自己と他者の感覚をどのように変容させることができるかを探ると提唱された手法で、作家の重要な転換点となった曲を初演から50年を経てあえて取り上げ、オリヴェロスの音楽が響き続けるものを確認する、という趣旨。

64頁ブックにはオリヴェロスによる書き下ろしテキスト、未発表の楽譜の抜粋、沢山の写真が掲載され結構なボリューム感。「Learning to fly together」と刻印されたソノシートには複数のロックトグルーヴ(エンドレスループ)が切ってあり瞑想を促す真言音響ループが各種収録されている。

リソグラフ印刷は塗料が剥がれやすいので扱いは要注意。LPの外袋に塗料が移っているものがありますがご愛嬌!

Publisher: Art Metropole, Toronto
Size: 33 x 33cm (733g)
Catalog Number: ArtMetR02
Editions: 500

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