内山泰一と白鳥俊 [ Dis-Communication Music 新ジャンル音楽 ] CD

型番 GNR-9001
販売価格 2,000円(税182円)
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内山泰一と白鳥俊『Dis-Communication Music 新ジャンル音楽』[Japan: Genre GNR-9003, 2006] CD

80年代半ば、東京音楽大学で作曲家・湯浅譲二のゼミ生達がグループ制作したコンセプト作品、通称『月刊カセット』(後年『インスタント・ミュージック』CDとして一部を発表)の首謀者と目される内山泰一と白鳥俊が、1995年に作曲したコンセプチュアルな実験作品を後年CDにしたもの。
詳しくはCD解説文を読んで頂くとして、『Dis-Communication Music』の概要・主旨は、これまでの音楽(伝達)を「作曲家の意図を演奏家に正確に伝えようとする音楽」、「演奏家の意図を聴衆に正確に伝えようとする音楽」と定義し、それを「コミュニケーション音楽」と呼んでみたとき想定される、対になる項「ディスコミュニケーション音楽(非コミュニケーション音楽)」を定式化して実験したもの。その題材はバッハ、ベートーベン(「エリーゼのために」)、ドビュッシー、水戸黄門のテーマなど、聞き馴染みのある曲を用いて「ディスコミュニケーション」=「生身の演奏家間のコミュニケーションを絶った」状態を実験する。こんな思いつきのような仮説を徹底的に実行するのが作家という存在、凡人と一線を画す。湯浅譲二もこうした思いつきめいた作品のリアライズを全力実行するタイプ作曲家だったが、その『月刊カセット』のスピリットは死なず。ほぼ流通していない私家版CDをご厚意でゲット。(「中級編」だのの文言はクラシック作曲家である彼らなりのジョーク)

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