大城真 + 川口貴大『Lemures Loci』[Japan: Basic Function BsF-015, 2025] LP + DLコード
信頼篤いエンジニアで音楽家、大城真のBasic Functionレーベル新作は、大城真と川口貴大の世紀の奇盤『Lemures Loci』!「Lemures」とはラテン語で「騒々しい霊」、「Loci」は「場所」を意味。A面は2017年に桜台Poolで行われた2人の演奏、B面は2020年に善福寺と巣鴨の屋根の上の2箇所で「同時録音」されたフィールド録音の合成作品です。こういう奇怪かつ稀な作品をたかが数十語のキャプションで理解しようなど無茶な話で、本作に掲載された非常に面白い久保田千史と金子智太郎の解説を読むことをオススメ。しかし、金子の指摘にある、かつての日本で妖怪達の仕業だと云われてきた、説明のつかないような不思議な音を本作に結びつけるのは大納得!そうなるとアートワークもどこか妖怪っぽく思えてきます。200部限定。
公式案内:
2008年頃より継続的にコラボレーションを重ねてきた大城真と川口貴大による最新作。ヤンキーホーン、電磁リレー、エアコンプレッサー、ワッシャーなど、自作の装置/(非)楽器や物音、録音スタジオ外の風景を織り交ぜ、即興演奏の在り方を問うA面「loco」。そして、夏のある日、別々の場所で同時刻に録音ボタンを押して収められたフィールド音をミックスした、意識さえ合わせればコラボレーションが成立するといわんばかりのB面「loci」。久保田千史と金子智太郎によるライナーノーツ、ダウンロードコード付き。200枚限定プレスの12インチ・アナログLP。
収録トラック:
A side: loco
B side: loci
クレジット:
録音・ミックス:大城真
マスタリング:宇津宮泰
カッティング:Andreas [LUPO] Lubich
アートワーク:時里充
デザイン: 竹田大純 (HAUS)
ライナーノーツ:久保田千史、金子智太郎