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Teo Macero [ Explorations ] 10"

販売価格 17,600円(税1,600円)
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※試聴クリップはページ下部にあります。


[US: Debut Records, 1953] 10-inch album

1980年に米American ClaveのLPの片面に再発収録されたテオ・マセロのデビュー・アルバム、その本当に貴重な1953年発売のオリジナル10インチ盤!ジュリアード音楽院で学んだマセロは(当時の解説によると)ジャズは都市部における伝統的な民俗芸能になったと嘆かれた50年代初期、「ジャズ・ミュージシャンと呼べる数少ない『真摯な』作曲家」と紹介された革新的作曲家としてデビュー。一般にポスト・バップ期とされる時代、1953年発表の本作は、彼のサックス、Lanny Di Jayのアコーディオン、Charles MingusとLou Labellaのベース、Ed Shaughnessyのドラムスの編成で録音されたもので、4拍子>3拍子>4拍子と様々な拍子が挿入されるめちゃめちゃカッコいい多声のオリジナル曲「Teo」に始まり、対位法と12音列を使った「I'll Remember April」、2つの12音列を導入した多声、トーン・クラスター、オクターブと5分の1という珍しい音程を使った「How Low the Earth」、12の半音階を基調とし、3つのテナーと2つのアルトのラインをマセロが多重録音したシステマティックな完全即興曲「Explorations」などなどなどなど、現代音楽の理論を随所に流用しバップ勢を突き放し一気に周回遅れにするような圧倒的な内容で、これが70年前の作品であることが恐ろしくなる実験的作品。後年、コロンビアのハウス・プロデューサーとなってマイルスと組み、裏方として有名になるマセロですが、このデビュー期のキレた才気はいつ聴いても目が覚める永遠の名作!

ディスク VG:全体に薄くスレ音、時おり小さくプチプチ音。
ジャケット VG:経年擦れ、裏面経年褪色と黄ばみ、周囲にスレ、裏面にシワとほころび、シミも少々。

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