「David Chesworth & Bill McDonald (Drive Time) Japan Tour 2026(6/5-15開催)」を祝してDavid Chesworth作品の関連特集。おそらく本邦初のマニアック企画。
David Chesworth Ensemble『Vanishing Tekopia』[Australia: Self-produced, 2011年] CD
シュリンク/キャラメル包装なしのためケース表面に薄く擦れやキズがあります。ご理解の上ご購入下さい。
エッセンドン・エアポート休止後のデイヴィッド・チェスワースの室内楽プロジェクト、デイヴィッド・チェスワース・アンサンブル(DCA)2011年4thアルバム。アンサンブルによる自主制作版。
『ヴァニシング・テコピア』は、これまでDCAが故意に(?)巧妙に扱っていなかった直接的な異国情緒への愛着を表明した真正エキゾチック・アルバムです。タイトルにある「Tekop」は、マレーシア北部の言葉で「おしゃべり」を意味するとされ、鳥の鳴き声や自然界のコミュニケーションを音楽的に抽象化していると思われます。楽器も大正箏、尺八、マンドリン、ケーンなどなどエキゾチックに振り切った雑種セレクションで、沖縄カチャーシー風?編曲なども挿入された楽しい内容。マーティン・デニーにグッと近付いていますが、しかし近代室内楽の堀は飛び越えていないキワキワの演奏が素晴らしい。また、音楽的に機能する特殊な音声言語を習得するために数週間を費やしたというジョアンとメリッサのリズミックな斉唱は、(昭和的お耳には)ザ・ピーナッツの歌った『モスラ』のテーマに聞こえてしまい最高!
「このCDは魅惑的で驚きに満ちています。一瞬、異国情緒あふれる、穏やかな場所へと誘われるかと思えば、次の瞬間にはその狂気的なエネルギーに引き込まれ、思わず身を乗り出して考え込んでしまう。決して聴きやすい音楽ではないけれど、次の瞬間には胸を締め付けるほど叙情的で美しい…」アーツ・ハブ