ティム・ゲイズ・バンド『バンド・オン・ザ・ラン(オリジナル・サウンドトラック・レコーディング)』[EM1070CD]
タマムシュッドのメンバー、ティム・ゲイズのグループが中心となって制作、しかし1982年当時発売直前でお蔵入りとなったサントラの正規リリース。同時期の『Crystal Voyager』サントラと対をなす、メローAOR/ハワイアン/サーフロック調王道サーフ・ミュージック作品。男女ツイン・ヴォーカル、泣きの青春ムード満載。また、アシッドでディープなインスト・ナンバー「Mauritius」等で、このバンドがタマム・シュッドを母体にしたものであることが伺える。(実はこの映画、日本でもかつてビデオ化されている)
*解説:ティム・ゲイズ/ステファン・マクパーランド
*英語・日本語両掲載
*貴重写真/歌詞掲載
TRACKS:
1. Lazy Day Fever
2. Brothers and Sisters
3. Rivers
4. Bermuda
5. This is a Place
6. Give Me Life
7. Oceans
8. Beautiful Lady
9. Mauritius
10. Goin Down
あのころのビーチには、今よりももっと自由気ままな空気がながれていた。
どこからともなくスタイリッシュなサーファーが集まり、カーラジオから流れるクラシックなサーフサウンドが彼らを包み込んでいた。太陽に焦がされた砂浜は、僕らのパラダイスだった。
あれから果てしない時が過ぎ、今ふたたび本物のサーフミュージックとスピリットがビーチに戻ってきたようだ。
(江本 陸、作家/サーファー)