Ben Neill『Mainspring』[Germany: Ear-Rational, 1988年] LP
ジャケットは経年擦れ、サイドに4cmの割れ(5mm)、シワと折れ、右上に小さくステッカー跡。ディスクはクリア盤のため目視不可ですが恐らくVG+からNM程度。中古品であることをご理解の上ご購入下さい。
独の篤志家が興したアメリカ実験音楽勢の支援レーベル、Ear-Rationalよりファスト・フォワードのLPと同年に発表されたベン・ニールのデビュー・アルバム。
ニールはラ・モンテ・ヤングにミニマリズムを師事し、また、ロバート・モーグらと改造楽器「ミュータントランペット(Mutantrumpet)」を開発。ミュータントランペットは、3つのベルと6つのヴァルヴとトロンボーンのスライドを組み込み、電子回路を仕込んだユニークなハイブリッド金管楽器で、自らの音楽の表現方法のために楽器を作り出すのはアイブス、パーチ、ハリソン、ケージ等、綿々と続くアメリカ実験音楽の伝統です。本作『Mainspring』は、このミュータントランペットを主軸に、ポスト・ミニマリズムの論法とマイルス・デイヴィスを想起させる音の少ない演奏とが独創的に結びつき、かつ、ポピュラー聴衆の獲得も積極的に行われたトータリズムの典型的な作品です。B2では大御所ロバート・バーマンも参加。