Joel Chadabe, Jan Williams『Rhythms for Computer and Percussion』LP

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Joel Chadabe, Jan Williams『Rhythms for Computer and Percussion』LP

[US: Lovely Music, 1981] LP

現音界ではコンピュータを用いたインタラクティブ音楽システム開発の先駆者として知られる作曲家、Joel Chadabe(1938-2021)の数少ない作品中で(マニア間の話ですが)最も有名かつ広く配賦されたのがこのLovely Musicでの1981年作。チャダベが作曲プログラムしたコンピュータと連動するシンセ音と、演奏家ジャン・ウィリアムズが鳴らす打楽器の共演で、解説によればコンピュータと人間の演奏がお互いをリードまたはフォローしあう、つまりインタラクティブな仕組みで、そこに偶然性・即興性も生じる。今となっては簡素で原始的なPC回路が剥き出しとなって光線を放つ(!)という一種キッチュな装丁図版は現音コンピュータ音楽とポップスの境界を示すような感覚。また、チャダベはコロコロ・ポコポコと鳴る可愛い(?)合成音を自作品で好んで使い、その音色でもアンビエント系リスナーに人気。ポストミニマルの色彩をもつコンピュータ音楽の名盤!

ディスク NM
ジャケット VG+:全体にきれい、少しのスレとシワ。


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