banana『9』[Japan: Cold Dog Press 08, 2025年] CD-R
通常ジュエルケース仕様。
ジャンク品PCや電子楽器を使って着実に秀作をものにしているハードウェア・フェチのマルチメディア・クリエイター、バナナの2025年作『9』をご本人にせがんで少部数ゲット。
本作は9枚目に作ったCD-Rなので『9』と命名され、収録曲は2022-2024年に録音したものからのセレクションで、曲名はなく「1」「2」「3」等と数字で表記。前作『8』は8曲収録でしたが本作『9』は7曲収録しかしそこに意味は無いらしい。今回も将来中古で出会った際に怪しく気味の悪い自主盤となるべく操作されている。
初期はキーボード型シンセサイザーとドラムマシンを中心にしていたが、本作収録曲の頃からガジェット・シンセやMOOGやサンプラー(MPC)を使うようになったそうで、個人的な制作都合で次に進もう画策しているらしいバナナさんの、録り溜め作品供養的な内容となっています(将来に更に期待!)。
以下、貴重なご本人解説:
1 ガジェットシンセ(volca)に手引きのシンセを合わせたもの。
2 ドラムマシンと手弾きシンセ。ドラムマシンはBOSSの安いやつ(DR-550)
3 ガジェットシンセとMOOGを同期させて作ったもの。
4 YAMAHA EOS(小室が宣伝してたデカいやつ)の手弾き多重録音(というか大体の曲が多重だが)
5 ダンスホールに倍速のリズムを混ぜたもの。ジャングルの手法(レゲエに倍速アーメンをぶち込んでリズムを螺旋階段のように縦と横の多重構造にする)をダンスホールでやってみたという感じ(倍速にしたのはアーメンではなくラテンパーカッションに適当に作ったリズムだが。)
6 サンプラーを導入。MPCを作る会社に入社したので社販で買ったMPCをとりあえず使ってみました。という感じ。ただ、サンプルしたのは手持ちの安いオルガンなので、サンプラーを使ってます感は全然なく、あまり意味のない使い方だが、MPCの本質はワークステーションなので・・・。
7 MOOGシンセサイザーを導入。セミモジュラーの安いモデルがAMAZONでセットで叩き売られていたのを購入。ちなみにインサイダー情報になりますが現在MPCを作っている会社がMOOGを作っている会社を吸収したので、大元は一緒になっている。さらにMOOGは高額モデル以外、中国/台湾製造になったので私が買ったロットがほぼ最後のアメリカ製造のものとなった。(だから何という感じだが。)