オスヴァルダス・バラカウスカス『オルギー / カタルシス / オーボエ、チェンバロ、弦楽のための協奏曲 / 交響曲第2番』[USSR: Melodiya, 1986年] LP
ソヴィエト連邦製1986年LPのデッドストック品。ディスクは未使用ですが経年内袋の擦れ跡有り、ジャケットは経年擦れと汚れ共に強め、僅かな折れシワあり、個体差があります。返品交換は不可としますのでご理解の上ご購入下さい。
リトアニアの著名な現代作曲家、オスヴァルダス・バラカウスカス(1937-2026)の貴重な単独名義リリースで知られざる傑作!バラカウスカスは、音列主義以降の現代音楽の書法が東側にまとめていっぺんに流入した世代の作曲家で、ゆえに、1980年代に武満徹らが絶賛したソフィア・グバイドゥーリナ(1931-2025)同様、作品ごと幾つかの書法を組み合わせた作曲を本作で試みています。ネオ・ロマンティシズムとミニマリズムの更に折衷のようなチェンバロとオーボエの協奏曲A1の第一楽章の始まりから既にどこか異形なカッコ良さ全開ですが、真打はアンプ増幅したエレクトリック・チェロと器楽アンサンブルのためのA2とB1。分かりやすく書けば、YPY(日野浩志郎)と中川裕貴のKakuhanがぶっ飛ばしている時の演奏を彷彿とさせる、なんじゃこりゃパーカッシブ室内楽。あくまでもクラシックの形態に準拠する暗黙の拘束があったであろう中で、その射程を西側のアヴァンギャルド・ニューミュージック(ロック?)に定めたのでは?と勘ぐってしまう内容(※あのリゲティだってロックンロールを構造分析した曲を書いている)。Bラス「交響曲第2番」はワーグナーやマーラーっぽい大仰なロマン派交響曲とポストミニマリズムが奇妙に混合したような狂騒的(変態)作品。
Tracks:
A1. オーボエ、チェンバロ、弦楽のための協奏曲
A2. オルギー(エレクトリック・チェロと器楽アンサンブルのための)
B1. カタルシス(エレクトリック・チェロと器楽アンサンブルのための)
B2. 交響曲第2番